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東日本大震災ボランティア.2

福島県のいわき市のボランティア窓口は社会福祉協議会です。
組織が立ち上がってからどのくらいたつのか解りませんが、大きな混乱も無く、
なれた様子で粛々と手続きは進んでいきます。
私が入った時は平日で比較的人が少なかった事もあるかも知れません。
しかし、働いている方ボランティア双方に事務的・義務的な雰囲気はありません。
受付開始8時45分前にはどこからともなく人が集まってきます。
地元の方が多いのは当然ですが、老若男女(あまりのご高齢の方はおられませんでしたが)
様々な人が自然発生的に集まってくる感じです。
考えてみればこれだけ様々な世代、地域、思想?の人々が同じ目的で集まる事は他ではあまり
ないような気がします。

まず、住所、氏名、性別、年齢等用紙に記入登録し、首から掛ける名札を受け取ります。
次にボランィア保険に加入します。費用負担はありません。
期間は1年間ですので、次回以降の活動はもちろん、他のボランティア活動の際にも有効です。
以上で登録は終了です。
次に15分程度のオリエンテーションで注意事項等を受けます。
詳細をお知りになりたい方は、その時のプリントを添付しますのでお読み下さい。
ここまでの手続きは初回のみで2回目以降は必要ありません。


朝の受付風景です。休日は開始前から多くの人が集まります。
左の列が始めての人。右の列が2回目以降の人。
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オリエンテーション
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by kdesignarchi | 2011-05-16 13:03 | 建築・インテリアデザイン

東日本大震災ボランティア.1

4月下旬わずか1週間程度ですが、Kデザイン福岡・山口事務所の河﨑寛史と東日本大震災の
ボランティアに行って来ました。

民間ボランテイアでは素人が何の準備もなしに行っても役に立たないどころかむしろ邪魔になる。
という意見も聞かれます。確かに善意の押し売りだけでは迷惑かもしれませんが、その気持ちこそが、
困っている方の励ましになるとも思うのです。現に遠方から来た我々はお手伝いにいった方だけでなく
地元ボランティアの多くの方からも感謝の言葉を頂きました。
自粛ムードで家にこもってテレビを見ているだけよりずっと前向きではありませんか。
現地に行って昼間は作業で汗を流し、夜は土地のお酒と料理を大いに食べ、温泉でまた汗を流す。
消費もりっぱな復興支援ですよ。(と自分に言い聞かせ。)
ボランティアに関心はあるが、具体的にどうして良いか解らない。という方も多いと思います。
そのような方の一助になればと思いレポートします。

まず、短い期間を有効に活動するため、①衣食住は自らまかなう。②東北地方の中でも比較的
移動時間のかからない近い地域で活動する。③ある仕事は何でもやる(という意気込み。)④でも、
あまり張り切り過ぎずに出来る事からボチボチと。(矛盾)という方針をたてました。

①については寝袋、非常食、作業道具一式持参、車中泊の予定です。
②移動時間がかからない、とは地理的の他、道路等インフラが復旧してる事や原発の影響も
 考慮しなくてはなりません。
 結果、県外ボランティアを受け入れているところはまだ数少なく福島県のいわき市に絞ました。
③私は建築士の他、被災建物応急度判定士という資格もあり、本来ならそのような職能の生かせる
 作業が良かったのでしょが、そこは拘らずにいきましょう。
④日常的に運動不足、私自身がかえって迷惑にならないよう無理をせずケガに注意。


いわき市役所駐車場にて。そろそろ桜も終わりです。
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by kdesignarchi | 2011-05-10 07:59 | 建築・インテリアデザイン

東日本大震災について.2

しかし、だからといって「人間は自然の前にもっと謙虚にならなければならない。」「科学を
万能と考える人間のおごりだ。」という謙虚なような上から目線で一刀両断してしまうのも
違和感を覚えます。

西洋では常に自然と対峙し克服してきたのに対し、日本では古来より自然と共生してきたと
いわれますが、それは日本の自然(気候)が西洋の国々より人間に対しそれほどまでに
過酷でない、という事につきるでしょう。
その比較的温暖で恵まれた自然環境の中で日本人の自然観が育まれて来たといえます。

とはいえ日本に暮らしている以上どこにいても地震等災害リスクから逃れる術はありません。
出来る事は少しでもそのリスクを軽減する事だけです。個人、行政、企業それぞれのレベルで
出来る事はやる。必要な備えは常に考えておかなければならないのは当然です。
それでも想定を超えたものは想定できないものですし、技術は想定外のことに対応するのは
不可能です。それを超えた未曾有の災害に対しては・・・・。
結局のところ最後は、自然とはそんなもんだ、と受け入れるしかないのではないでしょうか。

もちろん、この度被災された方々にそのような発言を向けるつもりは毛頭ありません。
いつ我が身に降り注ぐかもしれない災害に、何かを恨んだり、誰かを当てにするだけではなく
そのような覚悟だけは必要であろうと思うのです。
吉田兼好や鴨長明のような生き方の足元に及ぶべくも無く、現実にはとても無理でしょうけども。
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by kdesignarchi | 2011-05-05 17:33 | 建築・インテリアデザイン

東日本大震災について思うこと.1

震災から50日たち、多くの人が語られている中、改めて私が発信する事も無いとは思いながらも、
やはりそれに触れずに素通りする訳にはいかないでしょう。

はたして、これは天災なのか人災なのか?建築を含め科学・工学技術をもってして未然に防ぐ
事は可能なのか?

地震・津波により一瞬にして全てのものをなぎ倒し、かつての集落を膨大な瓦礫の山にかえた
だけでなく、そこで暮らす人々の連綿と続く生活の一切合財をも奪っていきました。
その圧倒的な破壊力の前に、ただただ呆然と立ち尽くすしかありません。

被災地を目の当たりにした率直な感想は、「自然の力の前に人間など無に等しい。」という
ごく当たり前の陳腐なものだけです。

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by kdesignarchi | 2011-05-01 19:13 | 建築・インテリアデザイン